2006年11月の記事一覧

乳腺症

乳房にできるしこりの8割から9割は、この乳腺症とよばれる病気です。
30〜50歳の女性によくみられる一種の乳腺の老化現象のような状態です。多くの場合、両方の乳房の外側上方に境めのはっきりしないかたいしこりができて、指でつまんでみると痛みがあります。特に月経の前になるとしこりは大きくなり、月経が終わるとしこりははっきりしなくなり、痛みもとれてきます。

原因としては、女性ホルモンを中心とするホルモンのアンバランスが考えられます。
乳腺症から乳がんに移行することはまれであるとわかってきましたが、気になる場合は
自己判断せずに必ず乳腺の専門外来で診察と検査を受けましょう。

2006年11月 1日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:乳房の病気

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの減少によっておこる病気で甲状腺機能低下症のほとんど橋本病によるもの
です。 多くは甲状腺が全体的に腫れているだけでなんの症状もありません。そのうち半数の
人が甲状腺機能低下をおこしていますが、3割はわずかの機能低下(かすれ声、体のだるさなど)
だけで、治療対象となるのはさらにその残りの人たちです。

原因はまだよくわかりませんが、バセドウ病同様自己免疫疾患のひとつで、血液の中に甲状腺に
対する“自己抗体”ができ、これが甲状腺組織を“破壊”する手助けをする
と考えられて
います。バセドウ病同様、家族的に発病することがあります。
40〜50代の女性にもっとも多く認められ、男性1人に対し、女性30人くらいの割合です。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症をおこす病気(原因)はいろいろありますが、ここではそのうちもっとも多く
みられるバセドウ病を取り上げます。

バセドウ病
この病気は甲状腺の機能が活発になりすぎるため、甲状腺ホルモンが過剰につくりだされ、
甲状腺が全体的に腫れる病気
です。
原因はまだわかりませんが、、血液の中に甲状腺を異常に刺激する物質(甲状腺刺激抗体)ができ、
それより発病
します。
バセドウ病は“自己免疫(自分の組織に対する免疫が起きる状態)疾患”のひとつです。

女性に多い病気で男性の約5倍です。初潮以降閉経までに多く、20〜30代にピークがあります。
閉経後の発病は珍しくありません。
以下の症状が一般的です。

※発病は比較的急速で、多くは短期間に症状がでてしまいます。全身的に症状があらわれ
ますが、人によって多分に異なります。

性腺刺激ホルモンの異常

性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体ホルモン)の分泌が不足すると、性発育不全
となります。生理が止まるなどの月経異常が唯一の初発症状です。腫瘍の手術、放射線治療で
性機能が回復することもあります。薬による治療もありますが、排卵をおこせない場合は性ホルモン
を補うしかありません。

甲状腺刺激ホルモンの異常

甲状腺刺激ホルモンは出すぎますと甲状腺機能亢進症詳しくはこちら)に、不足しますと
甲状腺機能低下症詳しくはこちら)になります。治療方針もほかの下垂体の病気と大差ありません。

乳汁分泌ホルモンの異常

過剰にできる病気が問題になります。乳汁分泌ホルモンをプロラクチンとも呼ぶことから、
高プロラクチン血症といわれます。生理が止まったり、授乳期でもないのにおっぱいが
漏れ出てきます。このことから無月経性乳漏症候群ともよばれます。
原因のなかで問題になるのは、やはり腫瘍によるものです。

更年期障害

更年期とは、女性ホルモンなどにより性機能が活発な時期(性成熟期)から排卵・月経が
おこらなくなり(閉経)、女性ホルモンの分泌もなくなる時期(老年期)へ移行する時期

をいいます。
この性機能の衰退時に間脳の失調により種々の症状がおこるとされています。
この時期には、自律神経系や情動反応などにも異常がおきることが多くなり、
いわゆる更年期障害と称する不定愁訴症状があらわれます。
不定愁訴とは、のぼせとか肩こりといった自覚症状だけで、その原因となる病気が発見
できないもの
をいいます。訴えの種類も多く、その部位などが移動したり家庭の状況や
天候などにより、症状があらわれたり消えたりすることが多いものです。
環境による社会文化的な要因や、女性の性格構造に基づく心理的因子なども加味されます
ので、更年期障害のあらわれ方や強さ、持続期間などは個人によって異なります。

2006年11月 1日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:更年期障害

性器ヘルペス

単純ヘルペスウィルスの感染によっておこる疾患です。このウィルスは、口腔・皮膚・目・脳
などいろいろなところに感染して病変をおこします。�T型と�U型があり、性器(膣、外陰部)
に感染するのは�U型が多いといわれていますが、�T型も感染します。
性器ヘルペスは性器に感染しているヘルペスウィルスが性交によってうつる性病のひとつです。
しかし、このウィルスの感染がおこっても、その80%は症状のあらわれない不顕性感染です。
性器ヘルペスには、再発型と急性型のタイプがあります。再発型は感染した
ヘルペスウィルスが神経節に潜伏して、からだの変調時(疲労・月経時・妊娠など)に、
活性化して症状をおこします。

症状は小さな水泡や潰瘍の形成がおもなものです。症状のひどいのは急性型の場合です。
急性型では、性交などの感染の機会があってから2〜7日くらいして37〜38度くらいの発熱
(ないこともある)があり、外陰部に小水疱、浅い潰瘍が出現し、これは強い疼痛を伴い
排尿困難や歩行困難をみるようになります。症状が進行すると子宮頸部、膣壁、膀胱内にまで
広がり入院が必要
となります。
妊娠中に性器ヘルペスにかかりますと、出産のとき赤ちゃんに感染することが心配です。
新生児ヘルペスは非常に危険(死亡率70〜80%)ですので、産道からの出産はさけ
帝王切開を行います。

尖圭コンジローム

性行為によって感染する疾患で、原因はウィルス感染です。このウィルスは
別名いぼウィルスともいわれ、皮膚にできるいぼの原因となるウィルスの一種です。
このウィルスに感染すると、その細胞が増殖して1ミリから母指頭大の腫瘍となります。
症状は外陰部に特徴のある先のとがった腫瘍が多発してきます。多くは膣の入り口や肛門付近
にできますが、子宮頸部や膣にも出現することがあります。潜伏期間は1〜6ヶ月、平均3ヶ月
くらいといわれています。

外陰そう痒症

外陰そう痒症というのは、外陰部がかゆくなる症状に対する呼び名で、その原因として
いくつかの疾患があります。しかし、原因疾患のはっきりしない場合もまれにあり、
このようなものは、特発性そう痒症と呼ばれます。
原因疾患としてもっとも多いのは、カンジダによる膣炎・外陰炎とトリコモナスによる
膣炎
です。そのほかに細菌性の膣炎などでおりものが増え、その刺激によっておこる場合や、
下着による接触皮膚炎(かぶれ)が原因となっている事もあります。
子どもの場合はぎょう虫症により、外陰部にかゆみがおこる事があります。
また、お年寄りの場合は、まれに外陰がんの初期症状として、外陰部のそう痒感を
訴えてくることがあります。
症状に異常を感じたら、早めに専門医の診察を受ける事をおすすめします。

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